「昔の曲が流行ってます」

「韓流」「なにわ男子」「坂道系」「ダンス」ほどではないですが、微妙に押されてる「昔の曲が流行ってます」っていう話。

 

実は約20年前にも「カバーブーム」っていうのがあって、その代表格が「亜麻色の髪の乙女」。しかしあれ、僕ぐらいの世代になると、そもそも「カバー曲」っていう認識がなかったんです。だけどそれが良かった。完全に歌ってた歌手のものになってたし。だけどそのうち、何故か「亜麻色マキシ」なんてものをリリースしたり、やたら「カバー曲」っていうのを前面に出してきて、「カバーブーム」だと煽り出したり、いや、「カバー曲っぽくないから良かったのに...」って思ってるうちに、当該歌手はどんどん失速していき、あれ以来これと言ったヒットもないのです。※Whiteberryの「夏祭り」も似たような感じだった。

 

あれ誰だったか忘れたけど、テレビのコメンテーターが言うには、「昔の曲」を引っ張り出してくる時は、「ネタ切れ」の時もあるんだそうです。そういう場合、ベストアルバムを出すことがあるんだけど、それでもネタがなかったら、「昔の曲」に依存せざるを得ないと。今もおそらくそういう状況なんじゃないか?と思います。(ちょっと古いけど)ある事務所が荻野目洋子やDA PUMPを引っ張り出してきたのも、フェアリーズの失敗などがあって、その穴を埋めるためのものなんです。更には、荻野目洋子やDA PUMP自身が、「昔の曲」に頼らざるを得なくなってたと...。

 

ちなみに「亜麻色の髪の乙女」の手前に、「パピヨン」っていうのがあって、それもそこそこ売れたんですが、あれもカバー曲だそうです。デビュー曲は意外と「大阪の女」と言って演歌歌手だったらしいですが、2曲目ですぐに転向。「解放区」がデビュー曲みたいな扱いになってたり(最近はそうでもないらしい)。

 

ベストは買ったんですが、コピーコントロールだったのは残念。で、コピーコントロールにして売上上がったの?