蔵のある庭に憧れたけど.../「能登半島地震」、「復興」って言いますが...

前に、※川下りができるような川※蔵※ノウゼンカズラがあるような風景が好きで、庭やその周りもそんなだったら良いなあ...なんて言ったんですが、今はもう全然...

 

 

 

一見、きれいに建ってるように見えるんですが、実際はこの亀裂。今回の地震(とその余震)によるものです。蔵って結構地震に弱いのか、あちこち被害を受けてる感じで...。みんな頭痛めてます、これ。まあ、壊れたのは蔵だけじゃないですが、蔵は特に酷い壊れ方をしてるというか...。

 

 

いや、これ、本当に気に入ってたんですよ...。

 

でもまあ、これからは、※ノウゼンカズラと※好きな植物と※大き過ぎない石で、「ちょっとだけ和風な庭」で行きたいかな?と。灯籠も置かない。それも倒れたっていうし...。

 

 

消防団の倉庫もこんなんなっちゃったし...。

 

 

道路もまだこんなところいっぱいある。一応、応急措置的に、※砂利を敷いたり※コーンを建てたりはしていますが、いつ直るやら...。

 

で「能登の復興」っていう話ですが、僕は(も)厳しいと思います。まず「高齢者の今後」。よくマスコミとかでは、「地元を離れたくない高齢者」っていうのが出てきますが、実際は、震災があってもなくても、いつの間にかいなくなる高齢者って、割りといます。別に事件じゃなくて(笑)、施設に入ったり、どっかもっと便利な場所に移ったりするんです。僕がいる地域でも、何人か避難しました(逆に、町の中心部よりはマシだと避難してきた家族もいますが)。

 

あと「相続」の問題。例えば高齢者が能登に残ってても、その子供世代は金沢や県外にいて、もう戻ってくることもないってパターン。そういう場合、名義上は子供が能登の家や土地を相続するんでしょうが、実際の管理、ってなると、できないと思います。親がいる間は、例えその親が高齢でも、ある程度は家や土地の管理はしてくれますが、親がいなくなったら、金沢や県外の子供が、頻繁に能登にやって来て家や土地の管理をするのは困難。だから荒れてきます。ものによっては、「特定空き家」になるかもしれない。「古民家カフェ」や「集いの場」にするったって、そんな場所ばっかりいらないし、貸すと言っても、借りたい人って、どれだけいるんだろう、っていう話です。リフォームも金や手間暇は掛かるし、こんなことになったら、大工さんや業者さんも、なかなか来てくれません。

 

「震災で過疎(化が進む)」って言いますが、そもそも日本は、「集団就職」っていうのが典型なんだけど、昔から次々に人を都会に出す政策を採ってきたんです。だから「能登で過疎」ったって、「今更」って話でもあるんです。観光ったって、七尾や輪島でさえ、駄目だった。あくまで「一つ」なら良いけど、今みたいに「観光!観光!」って、能登に限らず、どうかな?って政策です。

 

※前のブログでも書いたけど、珠洲市のある観光施設の職員も、ほとんど珠洲市にはいないっていうし、中には再就職先も探し始めてるとか、穴水町でも、あるガソリンスタンドの従業員が、「金沢に出たい」って言ってるらしいですね。