農家でもお手上げ?「オージープランツ」

たまにはまる人がいる「オージープランツ」。ただ、「難しい」っていうのが相場。まあ、「難しい」っていうよりかは、「日本の気候に合わない」んです。

 

※冬

 

寒さに弱いのが多い。ただ、実際は何らかの観葉植物が冬越しできるんなら、オージープランツもできるはずです。でもやっぱり「観葉は冬越しできるのに、オージープランツは...」ってなりがちなのかなあ?

 

※梅雨~夏~秋口

 

鬼門。「日本の夏」ってよく「高温多湿」って言われますが、まだ「高温」だけなら、それも30℃ぐらいなら大丈夫なんですよ。でもそれが35℃や40℃になったらさすがにきつくなってくるものも出てくるし、やっぱり「多湿」ここが駄目なんです。水は、乾いたらできれば朝か夕方、できるんなら夜、そんな時間帯にやると良いです。良いですっていうか、そうするしかない。あとは枯れた葉っぱや花を取ったり、切り戻したり、鉢なら、「涼しいなあ」って思うようなところに動かしたり、でもまあ、それでも枯れます。だから「難しい」って言われるんですが...。

 

※カンガルーポー

 

「オージープランツ=難しい」の代表格。病気にはなるわ、夏も冬も駄目だわ、とにかく手が掛かります。いや、掛けても枯れるけど。最近では何か農家もお手上げらしく、そんなには作られなくなってるらしいです。たぶん、栽培自体はできるんだけど、金や手間暇が掛かる割りには、そんなには利益は出ない、ってのが理由なんでしょうが。これが胡蝶蘭や菊とは違うところ。カンガルーポーは、その姿がマニアック過ぎて(だからはまる人がいるんだけど)、胡蝶蘭や菊ほどには需要がないんです。

 

ミモザアカシア

 

ハーブとかよく植えてる庭にも、意外とあったりします。「アカシア蜂蜜」っていうのは、これの蜂蜜じゃなく、ニセアカシアっていう植物の蜂蜜です。でもあれは「植えてはいけない」の常連。何故なら、意外と増えるから。

 

ユーカリ

 

「オーストラリアと言えば」の代表格。でも日本で育てるんならポポラスぐらい。あとは枯れたり、どっかで消えたりしやすい。

 

※バンクシア

 

2、3種類は育てやすいらしい(名前は忘れたけど...)。でも15年ぐらいで株の寿命が来て、枯れるとか。それを長いと思うか、短いと思うかは、それぞれの価値観。

 

※カリステモン。

 

「ブラシの木」。意外と育てやすいらしい。花は切り花にもなるとか。なのに、いまいちパッとしないというか、マイナー感はある。やっぱりその姿が独特だから、マニアックなのかなあ(だから、好きな人は好きなんだけど)?

 

※帝王貝細工

 

「ムギワラギク」。特徴は※カラフルさと※花のカサカサ。これは割りとメジャーかなあ?だけど「オージープランツ」っていうイメージは薄い。

 

※キンギアナ

 

蘭。これも「オージープランツ」っていうイメージは薄い。あくまで「蘭」。ただ、「蘭」としても、胡蝶蘭やシンビの影に隠れてる感じ。やっぱり花もちが悪いのと、胡蝶蘭やシンビみたいな華やかさがないからなのかな?

 

※クラスペディア

 

「ゴールドスティック」。

 

 

これ、ほしいんだけど、なかなか売ってなくて...。あくまで「切り花」のイメージなのかね?いや、「切り花」としてもマイナー感あり。何か※寒さにも※高温多湿にも弱いらしいですが、カンガルーポーとかよりは育てやすいとか。寒さに関して言えば、そんなには気にしなくて良いレベルみたいなんですが(石川や富山の平野なら、外に植えても良いレベル)、やっぱり高温多湿が...。

 

フランネルフラワー

 

これ、ホムセンで意外と見ます。やっぱり「オージープランツ」ってイメージが薄いけど。でも日本の気候には合ってない。だから「買っては枯らす」ってパターンになりやすい。

 

※ハツコイソウ

 

「オージープランツ」ってイメージは薄い。フランネルフラワーほどじゃないけど、ホムセンでも出回ってます。しかしこれもよく枯れる。「買っては枯らす」のパターン。