能登半島地震に耐えた元牛舎

 

場所は穴水町前波。能登町寄りの地域です。「穴水町の被害」っていうと、どうしても「商店街」だとか「由比ケ丘」のイメージが強いんですが、この地区もまあ酷いです。

 

例えば...

 

 

集会所。「何かあったら集会所」ってどっかのマスコミが美談めいた記事を載せてましたが、こんなんじゃとっても避難できません。だいたいこの集会所、津波避難に対しては使えないし...。まあ、結果的にはこの辺りにはそれほど大きな津波は来ませんでしたが...。これらの被害は全部地震です。

 

 

道もこんなん。車はかろうじて通れます。

 

そんな中で、冒頭の元牛舎は無傷ではないにせよ、あっこまで残ったと。見る人が見たら、「(本来は)良いもの」らしいです。

 

ちなみに何年か前に、この地区で周りの地区と合同で避難訓練あったんです。でもあんなのは「本番」では何の役にも立たない。行政が「地域のため」だとせかしてやらされるイベントの一環に過ぎない。あの通り動いた人、皆無だし。あと、その元牛舎作った大工さんと、うちの一部を作るのに関わった大工さん、実は同じ人だそうです。だから割りと被害は軽かったのかと。腕が良かったんでしょうね。