能登半島地震、「ボランティア」より必要なのは.../「津波の犠牲者0の地区」は珍しくない

すでに倒壊していたり、倒壊の危険がある家屋では一般ボランティアは作業できないため、依頼のあった家を社協の担当者が一軒一軒回り、状態を確認しているという。片付けには家主の立ち会いが必要であるため、担当者は日程調整などの対応に追われている。(東京新聞

 

「倒壊の危険がない家屋」でも、業者にやってもらった方が、実は良いんじゃないでしょうか?もちろん、地元の業者では対応できないから、金沢方面や県外の業者にやってもらって。国や県は、そういう業者をサポートすると。

 

あの(悪名高い)「大阪万博」も、中止すべきだし、今後能登能登以外の被災地(例えば内灘)でも、何をするにしても必要になるのは、専門の業者や大工さんです。※やらしい話ですが、「震災」が理由で「中止」なら、維新も傷付かない。まあ、その前から何かと上手く行ってなかったらしいが...。

 

業者でない人ができるのは、「寄附」と、国や県や市町が何かおかしいことをしたり、しようとした時に、「声を挙げる」ことです。後者は、「こんな時に批判するべきじゃない」とか「被災地と無関係な外野が何か言うべきじゃない」って言う人がいますが、でもおかしいと思うのなら、発信してほしい。別に、Xやブログやインスタで良いから。

 

石川県が1月22日までに遺族の同意を得た死者114人について公表した死亡の状況によると、約9割にあたる100人が家屋倒壊で、土砂災害が8人、津波が1人、避難所で死亡が1人、自宅等で死亡が1人となっている。警察が1月31日までに検視した222人の死因は、圧死が92人(41%)、窒息・呼吸不全が49人(22%)、低体温症・凍死が32人(14%)、外傷性ショック等が28人(13%)、焼死が3人(1%)などだった。低体温症・凍死については、道路が寸断された中での救助の遅れが死亡につながった可能性がある。(能登半島地震 wiki

 

津波の犠牲者0の地区」っていう「美談」ですが、別に珍しくないし、今回の能登半島地震で亡くなった人の大半は、地震です。例えば家が倒壊したとか、土砂崩れに巻き込まれたとか。珠洲に、「長寿会」っていうのがあるんですが、あそこのドライブレコーダー地震津波までを撮っていて、それがマスコミやネットで公開されたんですが、もう地震の段階で家がどんどん潰れてますし(それも、「津波」のイメージが強い宝立町)。

 

1階にあるスーパーの鮮魚売り場の担当者(53)は「津波津波! 早く逃げて!」と叫び続けた。ここ数年、群発地震のたびに津波を心配していたため、とっさに声を出せた。(読売新聞)

 

シーサイドって言って、文字通り海沿いのスーパーでの話です。別の観光施設でも、ある従業員が「個人的な意見」として、去年の地震以降は、「来て下さい」とは言えないと言っていました。

 

うちの前の港も

 

 

こんなことになって

 

 

うちの納屋なんですが、ここにも津波が当たったんです。30センチぐらい水の跡がありました。ただ、津波の被害はなかったです。家は津波が到達しなかったし、車は動かしました(まあ、動かさなくても、車を置いてあった場所にも津波は来ませんでした)。でも、海抜はいずれも一桁。

 

聞いた話だと、この辺りは「水の壁」っていうんじゃなくて、白波が立ってた、って。でもこっから、5キロぐらいですかね?行ったところだと、実際にもっと浸水してきたらしく、建物を壊したり、車を流すって感じではないんだけど、岸壁に当たった時はもろに「波」だったんだけど、陸に入ってきてからは、「高潮」みたいな感じだったらしいですね。今回の津波は、確かに「津波」なんだけど、何だか「高潮」っぽい性格?もあった、って話もありますね。

 

でもやっぱり本格的な津波が来るまでは、30分ぐらいはあったみたいですね(珠洲市役所(だと思う)の定点カメラや長寿会や白丸のドライブレコーダーなどから見ても)。