僕が思うに、よく「被害者や遺族の人権」だとか「加害者の人権」なんて議論はありますが、実際に現場で死刑を執行する職員の人権ってさほど語られていないんじゃないでしょうか？「嫌なら辞めろ（あるいは、そんな職業に就くな）」で済む問題でしょうか？
日本っていうのは、少なくとも表向きには刑罰っていうものに対しては、「更正の余地を与える」っていうニュアンスも含んでいて、死刑は、「更正の余地がないので、合法的にこの世から消えていただく（一定以上の罪を犯した人に限る）」っていうもので、刑罰以前の話なんじゃないか？って。間違っても、「目には目を」っていうものでもないのです。それがいつの間にか、「目には目を」っていう話になってしまった。
しかし、こんな全国的に死刑をやってるのって先進国ではおそらく日本だけ（まあね、欧州も実際はテロリストなどは射殺しますが。更にはアメリカとつるんで、あちこちで戦争してきたし。この点日本はとりあえず「生け捕り」にこだわる。欧米ほど戦争にも出ない）。
