「罪のない人」「罪のある人」(イスラエル)

中東イスラエルでのイスラム組織ハマスによる大規模な攻撃について、岸田総理は自身のSNS上に「罪のない一般市民に多大な被害が出ており、強く非難する」などと投稿しました。 (ヤフー)

 

そもそも僕はやたらアメリカがイスラエルとズブズブなのが、何故なのか、よく分からないんです。別にイスラエルってこれと言った資源があるわけでもないし、中国やインドみたいな「巨大市場」があるわけでもない。まあ、だいたい見当は付くけど、それ、「ジャニーズ問題」以上に「言えない」でしょう(笑)。

 

それはともかく、「罪のない人」って表現の意味もまた分からないんです。逆に言えば、「罪のある人」なら、戦争(や侵攻)の犠牲になって良いの?って言ったら、そんなことにはならない。じゃああの河井夫婦が戦争(や侵攻)に巻き込まれても良いの?良いわけないよね。

 

それにこの戦争(や侵攻)についても、「一般市民が一切関わらない戦争(や侵攻)」なんてあるんだろうか?イスラエルは徴兵制だから、嫌でも軍に関わらなきゃいけないし、そうなれば「一般市民」も何もない。

 

ちなみにイスラエルは、周りともバチバチの関係で、エジプトやヨルダンであれば、それなりにはマシって部分もあるんだけど、他は...。石油なんかも、旧ソ連ノルウェー、北米辺りから買ってるらしいですね。でも、北海油田ってもうそんなにないんじゃないですかね(特にイギリス側は)?

 

日本は、中立でいるしかないんです、この問題は。幸い、岸田は(今のところは)そういう方針らしいですが。でもおそらく、この後アメリカからの「圧力」ってのはあるだろうし、それは、あの「ジャニーズ」の比じゃないものになると思います。それをどうやって交わすか、って問題はある。日本は「アメリカの犬」って言われてきましたが、意外とこういう中東政策は、アメリカとはある程度の距離はあるにはある。まあ、アメリカ自体も、だんだん「弱ってきてる」し、どうも「モンロー主義」に帰りつつあるので(鎖国はしないけど、他国とは一定の距離を持って付き合う)、イスラエルも、その辺りは理解しておく必要があるんじゃないだろうか?アメリカも、「タリバンの復活」っていう「トラウマ」があるし...。地上戦なんて、苦手なんだろうし...。