ぶれなかったゼレンスキー/「G7」じゃなくて「G8」じゃないの?

やっぱり軍服か...と。あれはちゃんとやっぱり意味があって、「自分は国民と一緒」っていうメッセージがあるんです。日本も同じで、政治家が作業服で視察に行ったり、(評判は微妙だけど...)選挙カーであちこち回るのは、そういう意味があるんでしょう(高齢者に対しては有効らしい)。対してプーチンはそういう「演出」が全くできていない。あれでは軍も国民も士気が上がらない。

 

ただし、西側も油断できなくて、なにせ「アフガン」っていうトラウマがあるからです。一時期はかなり(西側から見れば)善戦したものの、最後はアレ。今では誰も手が付けられない。「タリバンに負けた」わけです。「世界の警察官」というけれど、※スーダンも※中央アジアも※ベネズエラもどうにもできない。それが現実。NATO自体も、もともとは「西欧を守るため」のものに過ぎず、フィンランドウクライナを守れるのかどうかは疑問。ウクライナにしても、※北はベラルーシ※東はロシア※南は沿ドニエストル※西はハンガリーって感じで、四面楚歌なのが現実。入り込む余地があるとすれば、※ポーランドか※オデッサぐらい。本来は、クリミア辺りに拠点を置いて、そっから本土に攻めていきたいんでしょうが、あそこはもうロシアに抑えられてるから、不可能(そもそもウクライナは、NATO加盟国ではないが)。アメリカ側の思惑は、もう「世界の警察官」でいられる体力はないから、今回のサミットで日本をおだてて、金銭面、もしかしたら自衛隊すら利用しようとしているのではないか?という気さえします。しかし、日本国民も多くが生活は苦しいし、将来に不安を感じているのだから、あんまり負担が大きい、またはそう感じるようなら、どう世論が変わるか、分からない。

 

ちなみに「G7」って言ってますが、「インドとウクライナ」なんてもう「G7」とは関係ないし、逆に、「7人」のはずなのに、何故か9人写ってるのは、EUも正式メンバーで、2人出てきてるからです。本当は「主要7カ国」と「EU」で、「G8」なんです(ロシアがいた時は「G9」)。