「(埼玉の)トンデモ条例」は「子育て支援」を求めるチャンスでもあった

アメリカのまねではないか  この条例案を見て、即座に「アメリカのまねだな」と思った。  基本的にアメリカでは、小学生をひとりで家に置いておくことは、違法であり、虐待にあたる。虐待には、場合によっては通報義務がある。アメリカでは、どんどん親の責任が重くなってきている。パートナーが子どもの虐待をしているのに通報することなく「見て見ぬふり」をしたりすることも、罪を問われる場合がある。たとえ本人がパートナーからの暴力(DV)の被害者であったとしても同様だ。子どもへの虐待加害者よりも、さらに重い罪に問われることすらある。  こうしたアメリカの枠組みをそのまま日本に輸入したのだろう、というのが条例案をパッと見た感想だった。  もちろん、アメリカではひとりで子どもが出歩くことなど、治安の問題からして考えられないことである。学校にはスクールバスがあり、家の前まで送迎をしてくれる。私立校に通わせていたり、バスがないとしても、親が車で出勤するついでに学校に寄るというスタイルを取っていることが多い。  通勤も出勤も、朝早い。移民のベビーシッターがおり、送迎を頼むこともできる。こういった社会の条件があるなかで、システムが構築されている。  それをそのまま、日本にもってきたとしても、うまくいかないのは道理である。ただでさえ待機児童や学童不足が嘆かれているのに、「子どもにつきっきりでいるべきだ」とは、非現実的もいいところである。(ヤフー)

 

あの「埼玉の」ですが(笑)。

 

ただ、ある教員は言いました。「子供達だけで登下校してるのはやっぱり異常だ」と。仮に「見守り」ってのがいたとしてもです。あと、「海外では当たり前にやってることを、何で(すごいはずの)日本でできないのか?」ってこと。この記事でも、わざわざ海外の事例まで持ち出してるんですから、日本ももっと「少子化対策」や「子育て支援」も突っ込んでやって良いのではないのだろうか?しかし何故かそういう声は挙がってこない。自民党にもっと「少子化対策」や「子育て支援」を求める絶好のチャンスですよ、これ。「だったら、海外みたいにできるように、もっと支援してよ」って。

 

ちなみに、日本の私立校には、「車での送迎」は禁止してる学校があるそうです(ケガなどは例外。また、どこまで守ってるのか?っていう問題もある)。表向きには「教育方針」とかを掲げてるんでしょうが、実際は「近隣トラブル(を防ぐ)」が理由でしょう。混雑とか、路駐とか。

 

それと何故こんなに批判的な声が多いのか?っていうと、それはあの「ジャニーズ問題」と同じで、「自民党が弱ってきてる」から。これが、安倍さんが一番力を持ってる時だったら、マスコミはどうしただろうか?してないよね?今はまだ自民党に匹敵するような政党がないから、何とかなってますが、今後は分からない。これもマスコミに足元を見られたんです(別にマスコミが改心したわけじゃない)。でも支持者や支援者を増やすような政策をしてこなかった自民党の「自己責任」。いつまでも、建設会社や農協のおじさんにだけ「ヘーコラヘーコラ」してても駄目なのよ。そういうおじさん達が、「自民党(系の候補者)に入れれば良いんでしょ?」ってやってるんです。ほとんど何も考えないで、慣例的に。