「ヤマト運輸」はあくまで一例です

現場で働く正社員はどう思っているのか。都内のヤマト運輸の営業所にて正社員として働く配達員(40代・男性)はこう話した。 「ウチの営業所にも小型荷物の配達を請け負っている個人事業主の方はいて、40代から60代くらいが多いかな。 自前の自転車とか営業所の台車をつかってポスティングしているから、2024年問題は関係ないと思います。 それに来年1月まではクロネコDM便があるので、それまでに辞められてこっちにシワ寄せがきたらイヤだなという思いしかありません。そもそも現場を知らない本社の意向には、これまでもさんざん苦しめられてきましたし、今回も表向きでは運転手不足への対応とか言ってますけど、ただのコストカットでしょう」(ヤフー)

 

そもそも現場を知らない本社の意向には、これまでもさんざん苦しめられてきました

 

「現場を知らない」というよりかは、薄々は知ってるんだけど、見て見ぬふりをしてきた、ってだけの話です。「ジャニーズの性加害」と同じで。まあ、本当に「知らない」って部分もあるんだろうけど、でもそれなら、現場から声を挙げなきゃいけなかった。「雇われてるからそんなことはできない」ってんなら、「労働組合」や「民主主義」「言論の自由」は何だったのか?っていうこと。もちろん、ヤマト運輸に限らず。

 

でもここには載せなかったけど、「仕事を通した人との付き合い」ってのはどうだろう?嫌でも辞めなきゃいけない時は来るんだし、そうなれば仕事以外での人付き合いってことをしなきゃいけなくなる。そこまでは仕事に依存しちゃいけないと思う。

 

不思議と、前ほど「自己責任バッシング」みたいなものは聞こえてこなくなりましたが、もうそんなことするほどの体力も、日本人には残されていないということ。でもよく考えたら、「派遣社員は自己責任」だったとしても、そんな「派遣社員」に依存してきたのは、大企業や大株主、そして世間だったわけ。でも今の総理大臣は、馬鹿の一つ覚えみたいに、「賃上げ」ばかりアピールしてますが、一方で「貯蓄から投資へ」なんて言ってたりして、マイナンバーカードでも「差別」や「弱いものいじめ」をしようとしているんじゃないか?っていう話がある。「処理水」でも、「風評被害はない」と言い出したメディアも。「福島は捨てられた」んです。「風評被害」って煽ってるうちは、まだ心配してくれてるのかもしれないが、これからはそんなことすらしないと。そんな世の中だから、「自己責任バッシング」どころじゃないんでしょう。