「皆の顔を立てなきゃいけない」イスラエル問題

この話、前にもしたんですが、僕は、イスラエルアメリカって、何であんなズブズブな関係なのか?ってことがいまだによく分からないんです。別に、イスラエル自体は、※資源国でも※巨大市場があるわけでもなく、あの合理主義なアメリカやイギリスがズブズブな関係になるような間柄には思えない。まあ、だいたい見当は付いてるけども、それも結局は、何か「大きな出来事」があって、嫌でも「報道せざるを得なくなる」まではろくにメディアは取り上げないし、一度取り上げたら取り上げたで、今度は手のひら返しで、どこもかしこも、「ユダヤユダヤ!」なんでしょう(笑)。日本で言うとこの、「ジャニーズ」や「統一教会」みたいなもんで...。

 

ちなみに「ユダヤ人」って、いないんだってね。実際は「ユダヤ教徒」と「その親族」って感じらしいが。

 

しかしこの「イスラエル問題」ってのは、「ロシアとウクライナ」以上に厄介で、「ロシアとウクライナ」であれば、アメリカは基本的に、※ウクライナの肩を持つふりをして※後方支援、で今のところは済んでますが、「イスラエル問題」ってことになると話は別。※イスラエルの顔も立てなきゃいけないし※パレスチナの顔も立てなきゃいけないし※周りのアラブ諸国の顔も立てなきゃいけないしで、八方塞がりなんです、これ。だから現実的な流れとしては、一旦、誰が攻撃してるにせよ、この「戦争」に沈静化してもらって、なあなあの状態に戻ってほしい、それがアメリカの願いなんです。アメリカ自体が徐々に体力を落としているし、それにもともとモンロー主義の国だから、他国のいざこざに関わりたくないと。アフガンでも、タリバン一つ抑えられなかった。

 

あと、「イスラエルと周り」って意味では、基本的にどちらも「西側」「親米」とされてるけども、仲は悪い。「日本と韓国」「マレーシアとシンガポール」どころの話じゃないわけで。似たような話は他にもあって、「ギリシャとトルコ」ってのも相当悪いらしいですね。今のところは、ギリシャが優勢らしいですが(キプロスでも)、NATOの中でも、そういう「火種」はあるんです。