「被災者」と「マイルドヤンキー」

能登は郷土愛が強い」ってよく言われますが、でも冷静に考えた時、あれらは「マイルドヤンキー」なんじゃないの?って思って。

 

2000年以降の旧来のヤンキーの減少に伴い増加した。彼らは地元指向(地元愛)が強く、地元を離れるのを嫌い、生まれ育った土地で慣れ親しんだ友達と家族を大切に暮らすなど地元の同年代の友人や家族との仲間意識を基盤とした生活をベースとする内向き志向などの特徴が見られる。男女とも無理して都会に住むことで起きる経済的なリスクを回避し、無意識に地域社会の中で子育てや介護ができる環境を求めている。親との同居や地方在住であることにより住居費負担が低いことで、消費意欲が高いため、企業は消費傾向に注目している(Wiki

 

発達障害なんかもそうなんだろうけど、おそらく「マイルドヤンキー」はこんな2000年ぐらいに突然出てきたもんじゃなく、ずっと昔からいたんだと思います。ただそれを「マイルドヤンキー」って呼ばなかっただけで。そんな「マイルドヤンキー」は能登にもいて、それが今回「被災者」っていう形になって、「郷土愛」だとか「コミュニティ」だとかを語ってると。しかし、奇しくも、というか、そんな「コミュニティ」なんかが嫌で、能登を離れたって人もいると思います(あくまで「原因の一つ」でしょうが)。それに「マイルドヤンキー」がいたとしても、確実に能登の過疎化は進んでます。どこやらの伝統工芸のお坊ちゃんは、「能登は確実に前に進んでる」と言っていましたが、あの夕張だって、「先はある」って言ってたんですよ(っていうか、歌ってたんです、「夕張夫妻」ってので)。でも今はどうか?そんなの誰だって分かること。極端な話、夕張は「人間がしたこと」なんですよ。でも能登の場合、そこに「自然災害」も加わってるわけ。前から思ってたけど、もう能登は竹槍持って文明国に戦争してるようなもん。「がんばろう能登」「前向きに」あんなもん、大本営も良いところですよ。その辺りは「マイルドヤンキー」も分かってるでしょうが。

 

 

豪雨でもこんなんなったところがあるそうです。まあ、地震でダメージはいってたんでしょうが。

 

ちなみに能登では、「水害は九州」「津波は太平洋側」っていうイメージがあったらしいです。でも能登でも水害は何度もあったし(まあ、一時間で120ミリっていうのはともかく)、津波も、「日本海中部地震 輪島」で検索すれば、話はヒットします。でも「郷土愛が強く」て「コミュニティが発達」してる割りには、そういう話はほとんど語り継がれていなかったのでは?災害じゃないけど、「宇出津事件」なんてのもほとんど知られていませんでしたよ(まあね、連れていかれたのが、地元の人じゃなかったから、ってのもありますが)?